弁護士の方向け YouTubeチャンネルでプロモーション作戦

弁護士は、YouTubeチャンネルを作成して、YouTubeを使ったプロモーション、
いわゆる集客をするのに、マッチした職業です。

なぜなら、普段、弁護士という職業について、あまり興味はないけど、
いざトラブルが発生すると、弁護士を使って解決せざるを得ないので、自分の得意分野の事例をYouTubeで紹介すると、
その事例について、動画を視聴した人から問い合わせがくる可能性が上がるからです。

また、YouTubeの動画コンテンツが検索に引っかかるので、
具体的なキーワードを埋め込むことで、お客様候補の方が検索したときに、表示される可能性が上がります。

さらに、弁護士業界で、そこまで力を入れてYouTubeでのプロモーション、
情報発信している人はまだ少数派なので、大いにチャンスがあります。
具体的には、どうやって動画を制作するのが良いのか。

1、全部自分で作業
2、一部自分で作業
3、外注先と協力して作業

全部自分で作業となると、かなり大変です。
本業のかたわら、企画・台本作成・撮影・編集を続けるのは、正直厳しいかもしれません。

一部自分で作業し、時間のかかる編集だけ外注するのも一つの手ではあります。
ただ、編集だけを丸投げすると、自分のイメージと若干違うものが出来上がる場合があるので、注意が必要です。
外注先と協力するのが、個人的にはベストな選択です。

企画や台本作成は、外注先にサポートしてもらい、撮影、編集は外注先にお任せしつつ、
ご自身で内容の部分をチェックしていくとスムーズに進行します。
外注先を選ぶポイントは・・・

1、自分のやりたいことをヒアリングした上で企画を提案してくれる
2、台本作成や編集などの期限を守ってくれる
3、イメージと違う部分は柔軟に修正に対応してくれる

まず、あまりにも話を聞いてくれない業者は、やめたほうがいいです。
こうやった方がいいと自分たちの意見を押し通す業者であれば、断ってください。

それから、締め切りを守るのも、社会人としての常識ですから、
守らないような業者であれば、すぐに代えたほうがいいでしょう。

柔軟な対応をしてくれるかどうかも、業者を選ぶ重要なポイントです。
中には、杜撰な対応をする業者もいるので気をつけてください。

それから、最も重要なことですが、YouTubeのチャンネルを作る前に、
考えておいて欲しいこと、準備すべきことがあります。

1、参考にすべき先輩チャンネルを見つける
2、自分の動画をどういうスタイルにしたいかアイデアをまとめる
3、更新頻度をどのくらいにしたいか考える

参考にすべきチャンネルを見つけることは、自分のチャンネルの方針を決めることになります。
弁護士の方でも、YouTubeに挑戦している方はたくさんいらっしゃいます。

いくつか視聴してみて、こういうのが面白そうだ、自分でもできそうだなど、
チェックしながら、自分のチャンネルのイメージを膨らませていきましょう。

そして、自分のチャンネルをどういうスタイルにするか、端的に言えば、
顔を出して話をするのか、顔を出さずに話をするのかを決めます。

最後は更新頻度です。週に1本程度か、もう少し更新頻度を上げるのか、
本業に影響が出ないギリギリのラインはどのあたりなのかを考えてみてください。

次回は、実際に制作するための準備とスケジュール感について説明していきます。

執筆者プロフィール

小笠原剛

小笠原剛

日本テレビ系の番組制作会社に勤務。
日本テレビの数々の番組を担当したのち、渡米。

アメリカで3年間、MLB、NBA、NFLなどのディレクター業務を行った後、帰国。

帰国後は、フリーランスとして、民放各局でテレビ番組を制作。
2019年には、ストリートアカデミーというサイトを通じて「動画制作・動画編集・YouTube関連を教える仕事」を始める。

2023年3月に株式会社いのししを設立。現在に至る。

2024年8月に書籍「動画プロモーション入門」を出版。

ご質問などは、公式LINEより、お気軽にメッセージをお送りください。

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