今回は、旅行動画の撮影について、簡単なポイントを説明していきたいと思います。
旅行系動画は、何でもかんでも撮影すればいいものではありません。
ある程度どのシーンを撮影するかは決めておき、事前の準備をしなければなりません。
シナリオを作成する際にも説明しましたが、どういうコンセプトの動画を撮影していくのかを考える必要があります。
具体的には・・・
1、料理を中心に紹介するパターン
2、観光地を中心に紹介するパターン
3、ホテルを中心に紹介するパターン
料理であれば、メニューの撮影はもちろんのこと、
情報として、交通手段や料理の値段も紹介できるように記録しておくことが重要です。
例えば、駅から歩いて5分であれば
駅からお店までの道中を撮影するとか、値段を表現するのであれば、メニューを撮影しておくなどです。
観光地であれば、必ず穴場スポットを入れておくと良いです。
それは、自分で調べるのもいいですが、地元の人に聞いてみるのも良いです。
もっと言えば、そういうシーンを撮影すると、
「地元の人に聞いてみたおすすめ観光スポット」みたいな表現ができるはずです。
ホテルであれば、ホテルにきちんと撮影協力をお願いし、
ホテル側の紹介ポイントをきちんと紹介した上で、自分が感じたことを入れると良いです。
もし自分が感じたことを入れるのであれば、
チェックリストみたいなものを用意して、それに沿ってチェックしていくと良いでしょう。
では、具体的にどういう演出パターンがあるかというと・・・
1、目線カメラで視聴者に見せる
2、自分がリポーターとして、カメラの前で体験
3、臨場感を伝える動きの撮影にチャレンジ
一番多いパターンは、目線カメラで視聴者に見せる手法です。
これは、あくまで自分が出てくるのではなく、視聴者がさも体験しているかのように、映像を撮影する手法です。
この手法を使う場合は、あくまで自分の目の高さで、自分が見ているふうに撮影するのがポイントです。
機材は、スマホのカメラで問題ありませんが、しっかり安定するよう、自撮り棒を使うと良いでしょう。
次に多いパターンは、自分がリポーターとなって、カメラの前で体験することです。
これは、カメラの前でいかに上手く話せるかがポイントとなってきます。
ですので、ぶっつけ本番で撮影するというよりは、
事前にどんなシーンを撮影するか、どういうコメントを話すかを考えてから撮影に臨んだ方がうまくいきます。
パッと思いつきで、カメラの前で的確に伝えることは、非常に難しいので、
旅行に行く前に、少し練習しておくと良いかもしれません。
この撮影の場合には、ピンマイクと呼ばれる、自分の胸につけるマイクが必要です。
これは必ず用意しておいてください。
最後のパターンは臨場感を伝える動きです。
これは、スマホを使うよりは、GoProなどのアクションカメラを使うと良いです。
アクションカメラというのは、スマホよりも小さくて、ベルトを使って自分の頭や胸に固定したり、防水カバーを使って、
水中撮影を行ったり、固定器具を使って、車や自転車に固定したりするのに適したカメラです。
(安いものだと1000円ぐらい、GoProは5万円ぐらい)
小さくて軽量なので、使っている人も多いカメラです。
例えば、両手を使って何かをしている様子や、自分が運転する車での移動シーンなど、
臨場感を伝えたいときに使います。
もう一つ、旅行系動画であった方がいい機材について説明します。
それは照明です。
どんな照明かというと、LED照明で、USBで電源を取るタイプ、
大きさはスマホと同じぐらいか一回り大きいぐらい(amazonで2〜3千円ぐらい)のものです。
これは料理を撮影するときに使用します。
最後に意識してほしいことは、「情報の整理」です。
前にも説明しましたが、何でもかんでも撮影して、
編集すればいいわけではなく、動画のテーマを決めて、紹介するポイントを絞ることです。
目的地の料理なのか、観光地巡りなのか、
滞在するホテルなのか、それを絞ってまとめた方が見ている人には見やすいはずです。
旅行に行った気にさせてくれる動画、旅行の時に参考になる動画を目指して、撮影できると良いです。
そこを意識してください。