YouTubeをプロモーションに使う場合の考え方

YouTubeを会社もしくは、自分の事業のプロモーションに使いたい人に、いくつかのポイントをお伝えしたいと思います。

1、プロモーションなので再生回数は関係ない
2、事業と関係ない動画は上げない

プロモーション動画は、YouTuberとは違って、あくまでプロモーションです。
再生回数はあまり関係ありません。

ターゲットとする顧客に、その動画が届くかどうか、その動画を見て行動を起こしてもらえるかが重要です。

ネタを考える上では、会社、もしくは自分の事業に関係ないことを取り上げるのはやめましょう。
ついついネタがなくなってくると、普通のYouTuberがやっている「ルーティン」とか「なになにやってみた」とかをやってしまう方がいますが、全く意味がありません。
会社もしくは自分の事業に関係のある動画だけを製作し、投稿しましょう。

では、具体的に、どういうネタがいいのか、どういう頻度で投稿すればいいのか、一般的な話をしていきます。
業界別のネタの考え方、撮影のポイント、編集の考え方などは、別の機会に詳しく述べる予定です。

プロモーション動画は、ネタが肝です。

会社の事業をどうやって動画で紹介するのか、動画で紹介できるのかをよく考えないといけません。
ネタを考える場合には、できれば、自分一人ではなく、複数人で考えるのが望ましいです。

しかし、個人で事業をやられている方も中にはいるはずです。
その場合には、同業者ではない、家族や友人にプレゼンすると良いです。

自分が考えたネタが、他の人の興味を引くのか、全然興味を持たれないのか、これが重要です。

興味を持たれないネタを動画にしても、プロモーションになりません。
同業者ではない人が興味を持つネタを動画にしていけば、プロモーションとして効果を発揮するはずです。

投稿の頻度ですが、多いに越したことはないですが、
自分だけで動画制作の全てを行うのであれば、頑張って週1本、最低でも2週間に1本は投稿した方が良いです。

投稿本数を増やすのであれば、ショート動画も製作し、
ショート動画とロングの動画を交互に投稿するだけでも違います。

ショート動画もうまく活用してみてください。

それからネタを考えるだけではなく、しっかりと台本を作成した方が良いです。
台本というのは、ストーリー展開と撮影項目、カメラに向かって話すのであれば、
セリフなどを記入し、映像のシーンとそのシーンでどういう内容を紹介するのかを整理するものです。

どういうストーリーにするのか、きちんと整理しないと、その後の撮影、編集とうまくいきません。
しっかりとした台本を作成しておけば、撮影の段取りも考えられるし、編集作業のガイドラインにもなります。
これはショート動画でも同様です。

これをしっかりやらないと、動画は完成しませんし、興味を持ってもらう動画になりません。
みなさんよく「編集でなんとかなるでしょう」と言いますが、編集ではどうにもならないです。

テロップをおしゃれに入れて、BGMと効果音でインパクトをつければOKでしょという考え方も多いですが、
意外にそういう動画ほど、視聴者に見られないものです。

それよりも、メッセージ性の強い動画になっていた方が、視聴者は食いつくものです。
ぜひそれを意識して、台本を作成してみてください。

執筆者プロフィール

小笠原剛

小笠原剛

日本テレビ系の番組制作会社に勤務。
日本テレビの数々の番組を担当したのち、渡米。

アメリカで3年間、MLB、NBA、NFLなどのディレクター業務を行った後、帰国。

帰国後は、フリーランスとして、民放各局でテレビ番組を制作。
2019年には、ストリートアカデミーというサイトを通じて「動画制作・動画編集・YouTube関連を教える仕事」を始める。

2023年3月に株式会社いのししを設立。現在に至る。

2024年8月に書籍「動画プロモーション入門」を出版。

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