前回は、企画と台本作成を説明しましたが、今回は撮影と編集について詳しく説明します。
撮影ですが、必要な機材をまず整理しましょう。
1、カメラ
2、三脚
3、マイク
4、照明
カメラは、スマホで十分です。
気をつける点としては、三脚を立てずに撮影する場合があるので、
自撮り棒とか、ジンバルなどを準備しておくと、手ブレを防ぐことができます。
また、無理に三脚を立てて撮影するよりは、三脚を使わない方が臨場感が出るので、おすすめです。
三脚は、先ほども触れたように、なくても大丈夫です。
使う場合は、なるべく背が伸びるもののほうがいいかもしれません。
あまり高さを稼げないと、高いものを撮影するときに見上げることになりかねません。
そのような撮影をすると、意図を感じてしまうかもしれないのでご注意を。

マイクは、インタビュー撮影をするとき、音声をクリアに収録するために、ピンマイクが必要です。
カメラで収録する音声も、時には動画の大事なエッセンスになる場合があります。
撮影中は、余計な話などせずに撮影に集中した方が良いです。
照明は、暗い場所や逆光の時に必要ですが、普段はなくても問題ありません。
撮影のコツとしては、あまり早くカメラを動かすと、見ている人の目がまわるような映像になってしまうので、
「カメラの動きはゆっくり」を意識すると良いです。
どちらかというとサービスは、動きのある映像の方が、サービスを提供している感が出るような気がします。
ちょっと意識して、撮影してみてください。

続いて編集のポイントです。編集の流れはざっくりこんな感じです。
1、まずは撮影したデータを台本の順番で並べる
2、一度通して視聴
3、いらないと思うところをカット
4、適度な長さ(時間)に調整
ここで大切なのは2番の、一度通して視聴することです。
その時に重要なことは、視聴者の立場になって、撮影データを見ることです。
ここができるかできないかで、その動画の内容が、視聴者目線なのか、
自分たちの都合をゴリ押しする動画なのかがわかります。
多くのYouTube動画、SNS動画は、自分の都合の良い情報だけを押し売りする映像が多くみられます。
視聴者が知りたい情報からちょっとズレた視点になってしまうので、
多くの人に見てもらえなかったり、好印象を与えることができない動画になる可能性があります。
せっかく時間をかけて制作した動画を多くの人に見てもらえなかったり、
好印象を与えられなければ、無駄になってしまうので、この「視聴者目線」の感覚を大切にしてください。

テロップやBGM、効果音は、バラエティ動画でない限りは、あまり派手にならない方がいいです。
ただし、冒頭の30秒ぐらいは、印象に残るように派手目なテロップと効果音を使う場合があります。
ただし、極端なテロップのデザインやBGM、効果音は、逆に多すぎるとにぎやかすぎて、
本来の映像を見てもらえなくなる場合があるので、ご注意ください。
また、一度すべて編集し終えたら、最低でも以下のことは確認してみてください。
1、テロップの誤字脱字がないかどうか
2、きちんと見やすいストーリーになっているかどうか
3、編集の繋ぎ目などがきちんとなっているかどうか
4、カットとカットの間に、短いカット残りがないかどうか
5、BGM、効果音が大きすぎないかどうか
もし、余裕があれば、ほかのスタッフに見てもらって、感想を聞いてみるのもいいかもしれません。
自分以外の目で見ると、間違いを発見しやすいです。頑張りましょう。