士業の方向け YouTubeチャンネルの作り方 その4

編集編

士業の方向け第4回は、編集です。
まず編集をする前にやることは、編集ソフトをインストールすることです。編集ソフトは様々あります。
代表的なものを紹介します。

1、プレミアプロ
2、フィモーラ
3、FINAL CUTプロ
4、ダビンチディゾルブ
5、パワーディレクター

プレミアプロは、ユーザーが一番多い、YouTube編集で最も使われているソフトです。
フィモーラは初心者に使いやすいソフトです。
FINAL CUTプロは、Macしか使えない、プロがよく使用するソフトです。
ダビンチディゾルブは、色の調整に優れている、これもプロ仕様のソフトです。
パワーディレクターは、こちらも初心者向けの編集ソフトです。

私がおすすめなのは、フィモーラというソフトです。その理由は3つあります。

1、操作が簡単
2、テンプレートがたくさんある
3、マニュアルが充実

操作が簡単というのは、非常に重要で、多くの映像制作者が使用しているプレミアプロは、
操作が複雑で難しいので、そもそも覚えられない人がいます。

一方、フィモーラは、操作が単純でわかりやすいです。

そして、テンプレートがたくさんあり、そのテンプレートを使用すれば、
簡単にテロップにアニメーションをつけたり、テロップ自体も可愛かったり、
おしゃれなデザインのテンプレートがたくさんあるので、文字を入力するだけで作成できます。

最後に、マニュアルですが、公式ホームページには、操作方法の解説ページがたくさんあり、
また、公式YouTubeでも、操作の仕方や応用的な使い方がたくさん公開されているので、
それを参考にしながら、作成することができます。

士業の編集について、大切なことは3つです。

1、正しい知識を紹介すること
2、好感のもてる容姿・声
3、視聴者の関心が高いネタ

大切なこと、視聴者に伝えるべきことは、正しい知識です。
それが伝わればいいので、そんなに演出は入りません。

その際に、カメラに映るご自身、または声など、見た目の印象が重要で、印象が良ければ、評価に繋がります。
もう一つ大切な要素として、視聴者が興味を持つネタであれば、情報だけでも十分視聴者に届くはずです。 。

士業の編集については、以下の順番で作業してください。

1、撮影データを台本の順番通りに並べる。
2、いらないところをカット
3、テロップを入れる
4、BGM・効果音を入れる

最初に、台本通りに撮影データを並べて、全体を通して問題ないかをチェックします。
もし、台本では入っているけど、視聴してみて、いらないと思ったところはこの段階でカットしていきます。

次にカット編集です。
カット編集とは、いらない部分をカットすることです。

いらない部分とは、話していない部分や間違えた部分のことです。
このカット編を行うことで、動画全体の長さが決まります。

3番目にテロップを入れます。
今時の動画のようにたくさんテロップを入れる必要はありません。

最低限必要なテロップは、自分の名前と肩書き、プロフィール、専門用語の解説です。
専門用語の解説は、パワーポイントを使用する場合はいらないです。

最後にBGM・効果音を入れますが、自分の声や人工音声が聞きにくくなるのであれば、BGMは入りません。
ただし、最初の挨拶や最後の挨拶の部分は、BGMがあってもいいかもしれません。

編集は、とりあえずやってみて、慣れながら段階を追って、編集技術を習得していくのが一番いいです。
作業を進めながら、同業他社の研究を忘れずにやっていってください。

執筆者プロフィール

小笠原剛

小笠原剛

日本テレビ系の番組制作会社に勤務。
日本テレビの数々の番組を担当したのち、渡米。

アメリカで3年間、MLB、NBA、NFLなどのディレクター業務を行った後、帰国。

帰国後は、フリーランスとして、民放各局でテレビ番組を制作。
2019年には、ストリートアカデミーというサイトを通じて「動画制作・動画編集・YouTube関連を教える仕事」を始める。

2023年3月に株式会社いのししを設立。現在に至る。

2024年8月に書籍「動画プロモーション入門」を出版。

ご質問などは、公式LINEより、お気軽にメッセージをお送りください。

友だち追加