
今回は、巷で結構流行っていると思われる、Vlog系YouTubeの作り方を説明していきたいと思います。
まず、勘違いしてほしくないのは、Vlogということをうたっていても、実際は、しっかりと台本を作成して、
それっぽい演出で見せているだけで、本当にそういう生活をしているわけではないということです。
結構それを知らなくて、なんとなく撮影したデータを、上手く編集すれば、出来上がると思われている方が多いので、
まず注意喚起しておきます。
Vlogで重要なのは、企画とシナリオです。
企画、つまり生活のどういうシーンを動画で見せるのか、これを考えなければなりません。
もちろん、ただの食事シーンとか、モーニングルーティンなどもある一定数需要はあると思いますが、
他人のそんなシーンを見ても、大半の人は「あまり面白くない」と感じるでしょう。

まず、「面白い」もしくは「人の興味・関心を引く」テーマの企画を考えなければなりません。
そのために必要なことは、リサーチです。まずは、自分のターゲット層を明確にしなければなりません。
そこから全てが始まります。
その上で、以下の2つをポイントにリサーチしていくと良いでしょう。
1、自分のターゲット層が視聴する、他のYouTuberはどんな企画をやっているか
2、自分のターゲット層がチェックするブログなどではどんなネタを書いているか
まず大切なことは、リサーチです。
特に、YouTubeに関しては、以下の3点に注目してリサーチすることが必要です。
1、再生回数が多い
2、チャンネル登録数が多い
3、最近作ったチャンネルである(ここ1年ぐらい)

ここで、最近の傾向をつかむことです。最近の動向とは、
1、どんな企画が多いか
2、どんな企画が再生回数を増やしているか
3、どんな企画の内容が注目されているのか
企画のアイデアは1、2、の項目が参考にすべきことです。
もちろんそのまま真似するのもいいですし、自分なりにアレンジするのでも良いです。
これは、特に動画を再生せなくても、サムネイルとタイトルで判断できます。
3は、台本作成をするときに参考になります。
実際に動画を再生させて、内容をチェックして、どういう話の展開にしているのかを見るのです。
ここまで、企画のリサーチ方法を説明してきましたが、
あとは、自分で撮影できそうな企画をピックアップし、やってみるしかありません。
企画が決まったら、きちんと台本作成をすることです。
台本とは、どういうものを作成したらいいのかというと、
1、撮影シーンを明確にする
2、その撮影シーンで何を表現するのかを明確にする
3、そのシーンで自分が話すセリフ、もしくはテロップを明確にする

最初の撮影シーンを明確にしておくと、いざ撮影の時に悩まなくて済みます。
撮影で悩んでしまうと、どんどん時間が過ぎてしまい、膨大な時間がかかってしまいます。
効率よく、撮影するためにも、撮影シーンは整理し、明確にしておいた方がいいです。
それから、もう一つ撮影シーンを明確にする意味として、全体の流れ、ストーリーを明確にすることがあります。
動画ですから、全体の流れが、視聴者に興味を引く内容でなければなりません。
次に、そのシーンで何を表現したいのかをはっきりさせることです。
それは、そのシーンを撮影する意味に繋がります。
どうしてそのシーンが必要なのか、よく考えて撮影するようにしないと、
ただなんとなくのシーンは編集で一番悩むし、使いづらいです。表現したいこと
例えば、朝ごはんだったら、
メニューを紹介したいのか
→私はこんなおしゃれな朝ごはん食べてます
自分が食べているシーンを紹介したいのか
→朝はしっかり食事を摂ります
食べている時にどんなことを考えているのかを表現したいのか
→朝食時間の心の声を表現したい
食べている咀嚼音を表現したいのか
→ASMR
などなどです。
最後に、セリフ、またはテロップで自分がそこで伝えたいことをまとめます。
これも事前にまとめておくか、そうでないかで、その後の編集作業が効率よくできるかどうか、
もっと言えば、動画がまとまるかどうかがはっきりします。
以上の点を注意して、企画・台本の準備をしてほしいと思います。