企画の考え方
士業の方がYouTubeを始める場合は、まず、プロモーションなのか、収益を上げるのか、目的を明確にすることが大切です。
プロモーションであれば、再生回数よりも、タイムリーな情報と正確な知識を紹介する動画を作る必要があります。
一方、収益化を考えるのであれば、エンターテインメント性や本数も必要な要素となってきます。
今回は、その中でもプロモーションの動画制作について解説していきます。

士業の方が、プロモーション動画を制作するにあたって、重要なのは、タイムリーな情報と正確な知識を紹介することです。
例えば、税理士であれば、確定申告の時期に、確定申告の豆知識や確定申告をしないとどうなるかとか、また、弁護士であれば、意にそぐわない飲み会に誘われたらセクハラなのかとか、YouTubeの著作権違反とはとか、一般の人が興味を持ちそうな企画を考え、そのことについて、わかりやすい説明をしていく動画が、最終的にご自身のプロモーションに繋がっていきます。
企画を考えるポイントは以下の2つです。
1、正しい情報収集
2、ターゲットの選定
まずは情報収集の説明をしていきます。
企画を考える時に、情報収集として参考にするのは、以下の3つです。
1、新聞(どこの新聞でも構いません)
2、テレビのニュース番組
3、クライアントとの会話

新聞は、ありとあらゆる情報が詰まっています。
政治、経済、文化、社会、地域など、いわゆる、最新のニュースがたくさんあり、
その中から、自分のクライアントになりそうな人・会社が興味を持ちそうなテーマを見つけます。
テレビのニュース番組は、その日にあったニュースをコンパクトに紹介しています。
朝のニュース、お昼のニュース、夕方のニュース、夜のニュース、どれでも構いません。
一通り視聴すると、今話題のニュースを知ることができるので、
その中から、新聞同様、自分のクライアントになりそうな人・会社が興味を持ちそうなテーマを見つけます。
一番重要なのは、クライアントとの会話です。
いわゆるターゲットになりうる人・会社ですから、今何に興味・関心があるのかを知ることができます。
その知りたい情報を紹介する動画を作ればいいのです。
一方、ネットニュースはあまりお勧めしません。
なぜなら、自分の興味あることが表示される仕組みになっているので、
ある意味偏ったニュースしか知ることができないからです。

そして、企画を考える時のもう一つのポイント、ターゲットを決めることです。
なんとなく、誰でもいいから、多くの人に見てほしいというのは、間違いで、
プロモーション動画として投稿するのであれば、年齢、職業、どういう悩みを抱えている、みたいなことは
考えておいた方が、よりターゲットに届きやすいです。
ターゲットをより具体的にすることで、企画の内容が精査されるはずです。
例えば、税理士さんであれば、もちろん、個人事業主から上場企業まで、
さまざまなクライアントがいるはずですが、企業の規模や年齢などでも、悩みは違ってくるはずです。
一番プロモーションをしたい人・会社に届く企画から優先して、考えていくと良いでしょう。
最後に気をつけてほしいことは、自分の職業の知識の話以外は、動画として作らない方が良いです。
だんだん企画ネタが尽きてくると、例えば、税理士の1日とか、弁護士の休日とか、
いわゆる生活ネタの動画を作成する人がいますが、これは、一番やってはいけないことです。

基本的に、YouTubeの場合、AIが管理しているのですが、
そのAIが、士業の専門的なジャンルとして、把握していて、そのジャンルに興味のある人に、おすすめ動画として表示しています。
それなのに、生活ネタを投稿してしまうと、
ブログを見ている人たちのおすすめ動画として表示されてしまうからです。
もし、このブログを見て、よくわからなかったり、もっと詳しく聞きたい場合は、
いつでもお気軽にお問い合わせください。