素材をしっかりチェックする
動画編集で最初にやることは、撮影した、または集めた素材を全部チェックすることです。まず、撮影時には気づかなかったことを確認し、次にその素材の中で、実際にどの部分を使おうか、またはカットしようかを考えながら、チェックしていきます。さらに、撮影前に作成したシナリオを照らし合わせて、編集ソフト上に順番に並べていきます。シナリオでは入れていた要素でも、実際に撮影してみたら、余計だった要素は、カット候補として、チェックしておくと良いです。素材をチェックしながら、動画の全体像をもう一度考えてみることが大切です。また、インタビューを撮影した場合は、失敗したところや、意にそぐわないところなどは、きちんとチェックしておくと良いです。見直すことで、質問と答えがチグハグになっていないかを確認することも大切です。
まずは長めに仮編集
撮影した素材を一通りチェックし終わったら、まずは、予定の長さより、長めにゆったり編集してみることです。カット候補として考えていた部分もまずは、入れてみて、全体的な流れがわかりやすくなっているか、意図が伝わる内容になっているか、正しい情報を伝えようとしているかなど、整理していきます。最初はシナリオ通りに編集していきますが、編集してみて、違和感のある箇所や、わかりにくい箇所、面白くない箇所などは、カットするか順番を入れ替えてみるなど、ちょっとした工夫をしてみることが大切です。目安は、自分が作ろうとしていた長さの1、5倍を目指すと良いです。例えば、10分の動画を作ろうと思っていたら15分ぐらいにまとめられると仕上げやすくなります。3分以内の短い動画に関しては、最初から考えていた長さに調整した方が良いです。最初の仮編集が終わったら、少し休憩し、リフレッシュした頭で、さらに精査していきます。もしスケジュールに余裕があれば、第三者に一緒に見てもらうのも、いいでしょう。そこでカットする部分を一緒に考えていくと、いいかもしれません。テロップやBGMを入れる作業の前に、自分が決めた長さに編集できるよう努力してください。カットできる部分が見つからなければ、何度もチェックすることです。ここは時間をかけて、丁寧に作業していきましょう。
インタビューの使用箇所、ナレーション原稿と長さのバランスを考える
次に、インタビューやナレーションをつける場合の作業について説明しておきます。インタビューの編集は、多くの場合、全部使用するというよりは、カットして短くしてまとめるパターンが多いかと思います。全部使用する場合は、ずっとインタビューしている人の顔が出ると見ている人はだんだん飽きてくるので、ぜひ、インサートと呼ばれる、インタビューしている話に合った映像をかぶせると見やすくなります。(よくテレビやYouTubeでも使っているテクニックだと思います)長めのインタビューを編集するときは、話をよく聞いて、それに当てはまる映像を探しておくと良いです。インタビューを編集してまとめる場合、大胆にカットする勇気を持った方が良いです。この要素も残したいし、この要素も残したいしと思っていると、なかなかカットできないものです。思い切って、使いたい話題を1つマルっとカットする勇気も必要です。次にナレーションの部分を編集するときですが、あらかじめナレーション原稿を作成し、その長さに沿って編集することが必要です。ただし、ナレーションというのは、説明なので、往々にして長くなりがちです。長くなればなるほど、そこに当てはめる映像がなくなっていく場合があります。ナレーションは適度な長さでまとめられると良いです。
素材の編集が終わってからテロップ、BGM、効果音の順番
編集で動画の長さを確定させたら、いよいよテロップ入れです。動画のテロップは、わかりやすく端的にしないと、見ている人に伝わりづらいです。表示する長さも、ある程度長めに表示しないと、見ている人が読めません。通常、説明であれば5秒以上、二行で20文字ぐらいが適当です。それより長いと、読みづらくなります。気をつけてテロップ作成を行なってください。また、なるべく大きく表示するのも重要です。特に、YouTubeなどは、パソコンではなく、スマートフォンで視聴する場合が多く、画面が小さいので、文字を大きめに読みやすく表示させた方が良いです。次にBGMですが、著作権に気をつけてください。ご自身のSNSで発信する場合は、著作権フリーの曲を使用するようにしてください。検索すれば、サイトがたくさん出てきます。また効果音も同様です。効果音はあまりたくさん入れると効果が薄れるので、適度に入れるよう工夫していきましょう。